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スクリーン印刷職人
後藤 陽介 41歳
Q.おじさんの仕事は何?
A.服に印刷する仕事。インクを混ぜて色を作って、みんなの描いた絵や文字を転写するんだ。昔、家庭の年賀状印刷で活躍したプリントゴッコと同じ印刷技術だよ。Tシャツやステッカーでは、ほとんどこのスクリーン印刷が使用されていて、身の回りにある紙の印刷とは違う技術なんだ。
Q.うれしいことは?
A.印刷がキレイに仕上がった時とお客さんに喜んでもらえた時。当たり前のことだけど、奥の深いたいへんな仕事だからこそ、うれしいんだよ。複数の色のインクを混ぜて、自分の作りたい色ができた時はサイコーさ。
Q.たいへんなことは?
A.印刷を失敗して何度もやり直す時はつらいよ。お客さんから求められるクオリティが高くて、納期が短い仕事もたいへんだなぁ。
Q.生まれ変わっても同じ仕事がしたい?
A.別の人生があるなら、何か違う仕事にチャレンジしてみたい。もちろん、家族と楽しく過ごしながらね。
Q.20年後にこの仕事はどうなってる?
A.インクジェットプリントのシェアが増えてるだろうけど、100%の機械化は不可能なので、人の手の感覚が大事なスクリーン印刷は生き残っているはず。この技術があれば、世界中どこへ行っても生きていける。
Q.服以外も印刷するの?
A.傘にも印刷してるよ。 開いた状態の傘に印刷するのは難易度が高いから、ちょっと自慢できる仕事なんだ。
【おじさんの職場】
シンプルアクツ株式会社
豊川市江島町稲場22-2 ☎0533-79-7920
【2022年 ママゴン7月号掲載】
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