【2019年 ママゴン9-10月号掲載】
幸せの形を追求して3男3女の絶賛子育て中
6つの個性を育むママ
蒲郡市在住 隅谷 明子さん 31歳
夫、長女(7歳)、長男(6歳)、次男(5歳)、次女(3歳)、三女(2歳)、三男(0歳6ヶ月)の8人家族。「子どもたちはそれぞれ個性いっぱいで、楽しさ6倍・幸せ6倍!」
家事・育児が大変でも息抜きする時間を作る!
私は三重県出身、主人は大阪府出身。出会いはお見合いでした。初めて会ってすぐに意気投合して2011年に結婚し、縁もあり蒲郡市に住むことに。実は、私は7人兄弟の6番目、主人は9人兄弟の7番目と、毎日が楽しいと思える環境で育ってきたので、結婚する前から 「子どもは多い方がいいよね」 と話をしていました。その後、長女が生まれ、長男、次男と続き、今では3男3女の6人の子どもに囲まれて、毎日家事・育児に追われながらも、楽しい日々を過ごしています。朝5時半から1日がスタート。起床後は、洗濯物を干したり朝食の準備、子どもたちの世話などをして小学校や保育園へ送り出します。夕方、子どもたちが帰ってきたら、宿題を見たり、プリントや手紙を確認したりと大忙し! しかし、長女が下の子たちのお風呂を入れてくれたりするので、とても助かっています。21時には子どもも私も一緒に就寝。1日があっという間に過ぎてしまいます。
忙しい毎日でも、自分の時間は大切にしたいと常に思っています。私がホッとできる息抜きの時間は 「ミシンをかけること」 です。幼少期から針仕事が大好きで、家事・育児の合間に、ミシンを使って着なくなった洋服やデニムを利用して、子どもたちのカバンや洋服、小物、玄関マットなど、あらゆる物をハンドメイドしています。時には友達の子どもにも作ってあげています。家事や育児は誰も褒めてくれないし、時には気分が落ち込む日もあります。そんな時は、ミシンをかけることで心がスッキリして、ストレス発散! 物を作ることは、子どもたちや友達も喜んでくれて、達成感と充実感を得ることもできます。同じことの繰り返しの毎日が、自分の好きな時間を少しでも設けることで、リラックスすることができます。
長女が入院したことで家族の団結心が生まれた
昨年、長女が気管支喘息になり1週間ほど入院をしました。24時間付き添わないといけないので、家の中が大変なことに! 当時、お腹に三男 (8ヶ月) がいて、大きなお腹を抱えながらつきっきりで看病をしました。主人は 「子どもの笑顔は絶対に絶やしたくない」 という想いがあり、仕事を休んで子どもたちの面倒や家事をしてくれました。長男はその状況を察し、洗濯を畳んだり、下の子の面倒を見たりと、色々と手伝いをしてくれました。きっと 「僕がやらないと」 という責任感が生まれたのかなと思っています。入院をきっかけに、より家族が団結しました。
「子どもが多くて大変だね」 と言われますが、毎日が面白い&楽しいことだらけ。子どもたちはそれぞれ個性があり、長女は面倒見が良くて、長男は真面目で下の子のフォローが上手、次男は明るくて愛されキャラ、次女は陽気で世話焼き、三女は意志が強くて、三男は寂しがり屋。6人とも性格が違うからこそ、楽しいことが6倍、幸せも6倍です。
たくさん話をするからお互いにフォローできる
私たち夫婦に役割分担はなく、互いにフォローし合いながら子育てや家事をしています。主人は、仕事が休みの日は洗濯物を干したり、食器や洗い物をしてくれたり、私が子育てで疲れた時や体調が悪い時は夕飯も作ってくれます。言わなくてもお互いが思っていることがわかるようになったのは、子育てのことや自分たちのことを常に話し合っているから。結婚当初は、 「こうしてほしかった」 「手伝ってほしい」 などの不満や、理解してもらえない寂しさなどを感じることもありましたが、徐々に子どもたちのことや自分たちの話をするようになりました。特に私たちは 「子どもたちの良さが引き出せるような子育て」 について考えています。子どもの良いところ、苦手のところをきちんと見極めて、ひとり一人どのような子育て方針が良いのかなどを常々話し合っています。子どものことを夫婦で考え話し合うからこそ、今自分たちが何をすべきかを共有することができます。夫婦の意見が違う時は自分の意見を押し通さず、お互いが納得できるポイントを見つけ出すことが大事。互いがどんなことを思っているのかなどを理解するには、毎日の会話の量かなとも思っています。
幸せを感じる瞬間は確かな成長を実感した時
子どもたちの成長がすぐにわかるようにと、子どもたちの成長記録を1冊のルーズリーフにまとめています。1人ずつページを設けて、子どもの名前の由来、誕生の時間、病院の先生など細かく記載しながら、1ヶ月ごとで何があったのか、どんなエピソードがあったのかを記していきます。毎月夫婦で話し合いながら 「今月はこんなことあったよね」 と1ヶ月を振り返りながら書くので、とても楽しいです。子どもが入園、卒園、入学を迎える度に、成長記録を読み直しては、 「子どもの成長を感じられることが一番の幸せだね」 と夫婦で話しています。
将来の夢は、子どもが成人して所帯を持ってから、マイクロバスで家族全員で旅行に出かけること。そのためには、兄弟・親と仲良くないと旅行には行けません。大人になってからも 「兄弟が多くてよかった」 「家族みんな仲が良くて嬉しい」 と思ってもらえるように、毎日笑顔に包まれた、明るく楽しい家庭であり続けたいと思います。